実家の査定の取り方:一括査定・買取・空き家バンクの違いと注意点
最終確認 2026年9月18日
実家を売るかどうかを決めるには、まず「今いくらで売れそうか」を知る必要があります。値段の調べ方は主に3つあります。
1. 不動産会社に査定を頼む(仲介)
不動産会社が買い手を探して売る方法です。複数の会社に査定を頼めるサービス(一括査定)を使うと、会社による見立ての違いが分かります。査定額は「この値段なら売れそう」という見込みで、その値段での買取を約束するものではありません。
2. 買取業者に買ってもらう
業者が直接買い取る方法です。仲介より価格は下がりやすい一方、早く確実に売れ、傷み・残置物・共有名義などの問題があっても引き受けてもらえることがあります。
3. 空き家バンクに登録する
多くの市区町村が、空き家を売りたい・貸したい人と使いたい人をつなぐ「空き家バンク」を運営しています。地域への移住希望者に届きやすい反面、成約まで時間がかかることがあります。
地価公示と実際の売値の違い
当サイトの市区町村ページに載せている地価は、国土交通省の地価公示です。毎年1月1日時点の、標準的な土地(建物のない更地として評価)の1㎡あたりの価格で、土地取引の目安として公表されています。
実際に売れる値段は、土地の形や広さ、前の道路の幅、建物の有無と状態、買い手の多さ、売り急ぐかどうかで上下します。古い家が建ったままだと、買い手が解体費を見込んで安く評価することもあります。地価公示は「その地域の土地の値段の水準と動き」を知るためのもので、実家の値段そのものは査定で確かめる必要があります。
安い空き家の仲介手数料
2024年7月1日から、800万円以下の土地・建物(低廉な空家等)の売買では、不動産会社が受け取れる仲介手数料の上限が、特例で30万円の1.1倍(33万円)までになりました。通常の計算式より高くなることがあり、依頼する前に金額の説明を受けて合意することになっています。
依頼する前の準備
- 相続登記を済ませる(売買の手続きに必要)。
- 固定資産税の課税明細書、登記事項証明書、建築の年がわかる書類を用意する。
- 地元の住宅地の値段の動きを確認しておく(地域から探す)。
- 1981年5月31日以前の家なら、3,000万円控除の条件と期限を確認する。
出典:国土交通省「不動産業による空き家対策推進プログラム」「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」(確認日 2026年9月18日)